93㎏級優勝!第22回青森県パワーリフティング選手権大会|取り組みの紹介

こんにちは!青森市中央のパーソナルジムANBEE GYM(アンビージム)の奈良岡です。
先日第22回青森県パワーリフティング選手権に参加してきました。今回はその結果報告と、これまでと取り組みを変えたのでその紹介です。一番大きく変えた取り組みは練習を量から質を重視することに変えたことで、これ以外の細かな取り組みの変更も紹介します。少しでも参考になることがあれば幸いです。
第22回青森県パワーリフティング選手権大会について
2025年10月19日に弘前市の東奥義塾高等学校の体育館で行われました。2026年青森国スポ(旧国体)の成年男子予選会も兼ねていたからか参加者が多く、春の第21回大会は男子16人だったところ今回は23人でした。
地元の藤崎町を会場として行われる青森国スポをひとつの節目の大会としているので、国スポ出場権獲得が目標でした。
青森国スポ出場権獲得の可能性が一番高いのが93㎏級と判断して83kg級から階級を上げての出場です。
結果は93kg級1位で、階級別1位同士の記録比較でもなんとか青森国スポの出場枠に残ることができて目標達成できました!
試技の結果は以下の通りです。
検量体重90.40kg
スクワット 第一235㎏〇 第二245㎏〇(ベストタイ) 第三257.5kg×
ベンチプレス 第一122.5kg〇 第二130㎏〇 第三132.5kg〇(ベスト+7.5kg)
デッドリフト 第一230kg〇 第二245㎏〇 第三252.5㎏〇(ベスト+2.5kg)
トータル 630㎏(ベスト+17.5kg) 93kg級 1位/3人
スクワット第二で247.kgの予定を245kgと申請重量を誤ったという小さなミスから浮き足立ち、第三も背伸びした重量を申請して失敗してしまい苦しい試合展開になりましたが、その後確実に試技を成功させてなんとか立て直せたといった感じです。
ベンチプレス、デッドリフトへの自信のなさからスクワットで無理をしてしまった面もあるので、ベンチプレス、デッドリフトの強化をして次は来年春の青森県パワーに参戦しようと思います。運営のみなさんありがとうございました!
パワーリフティング競技への取り組みで変えたこと
今回の大会を迎えるにあたり、初めてオンラインでパーソナルトレーニング指導を受けてプログラムの作成と進捗管理、フォームの修正をお願いしました。また使用しているギアもこれまでと変えたので具体的にどう変えたのかを紹介します。
量を減らして質重視に

まず練習量をかなり減らして、浮いた時間を体のケアや柔軟性向上など体をうまく使うための時間(いわゆるコンディショニング)に充てました。
これまではスケジュールが許す限り練習を繰り返していて、スクワットが週3回、ベンチプレスは週4回、デッドリフトが週2回くらいの練習量でした。市販のプログラムを自分なりにアレンジしていたのですが、常に腰痛で回復が追い付いていない感じがして大会まで体が持たなそうだなと感じたのがきっかけでオンラインパーソナルを申し込みました。
オンラインパーソナルでいただいたプログラムはスクワット週1回、ベンチプレス週2回、デッドリフト週1回でオフが3日という内容で、SNSでよく見かけるトップリフターの方がやっているようなプログラムと比較するとだいぶ量が少ないものでした。最初はこの量で大丈夫かと不安になりましたが、量が減った分1回1回の質を高めることに集中してプログラムに取り組めたので良い結果につながったと思います。しっかり体も回復させることができ、腰痛もだいぶ緩和されました。
振り返ると以前の自分は量も質も追い求めた結果、量は自分の回復力を超えた量で、質はおざなりになっていたと思います。練習量を減らして結果を出せたことは、選手としてもトレーナーとしてもとてもいい経験になりました。
足袋靴を卒業し専用シューズを使用

ベンチプレスとデッドリフトで使用していた足袋靴(写真左の建さんを使っていました)を最新のパワーリフティング専用シューズJIRIKI JKP-#2(写真右)に変更しました。パワーリフティングの靴は靴底の薄さと滑りにくさが重要なので足袋靴を使うパワーリフターも多く、私も使っていたのですが、記録を求めて少しでも可能性があるならと思い専用シューズに変えました。
JIRIKI JKP-#2を選んだのはパワーリフティング界では滑らないことで有名なハイパーVソールが使われていることと、サイズ選びについて丁寧にホームページで説明されていたのが決め手でした。
パワーリフティング用のシューズは試し履きできる機会がほとんどないので、サイズ感について丁寧に説明されていたのはとても助かりました。
実物はやはり専用シューズなだけあって、履き心地もいいですし、グリップが効いて靴と床がしっかりつながる感じがして思い切り踏み込めるのが良かったです。

ロングシングレットに変更

試合の時に着るシングレットをロングシングレット(写真右)にしました。宗教上の理由で肌を出せない方向けに作られたのがロングシングレットで、脚が普通のシングレットと異なり生地で隠れるのが特徴です。自分はスクワット用のニースリーブの着脱を簡単にするために購入しました。
ニースリーブの着脱が簡単なのは想定通りでしたが、それ以外にも生地が厚いことから筋肉の動きをサポートされている感覚があって、少しスクワットで反発をもらえている感覚があったのが自分に合っていました。
滑り止めや雑巾で質を上げる

ベンチプレスの練習ではベンチ台に滑り止めを敷いたり、セットの前に濡らした雑巾でシューズ裏を濡らして滑りにくくしたりして、セットのクオリティを上げることにこだわりました。本番はベンチ台に滑り止めを敷けないので試合形式のセットは滑り止めを使わなかったりと、メニューの目的に応じて使う道具も変えたりと細かいところにも気を使いました。
スクワットやデッドリフトでも雑巾で靴を滑りにくくしたり、シングレットは本番しか着ていなかったのを練習でも着るようにしたりと、なるべく本番に近い形を練習で再現して行い、大味な練習から緻密な練習になったと思います。
ただ、毎回の練習でやるのは準備するものが増えて大変なのでオフシーズンは程よく抜けるところは抜いてストレスなく練習をしようと思います。
まとめ
パワーリフティングで伸び悩んだら専門家に頼るのをお勧めします。若い方や競技歴の浅い方は量を練習するだけでもある程度は伸び続けるでしょう。しかし、年齢を重ねたりある程度トレーニング歴、競技歴が長くなるとやみくもに量を練習するだけではだめだなと再認識しました。オンラインパーソナルという形で第三者の専門家に見てもらったことで、記録はしっかり伸びましたし、今後も使える練習方法やトレーニングノウハウの獲得、これからの伸ばし方の将来ビジョンが明確になったりとパワーリフティングの偏差値がだいぶ上がったと思います。
オンラインパーソナルで学んだことは一般のお客様のトレーニングに活用できることも多々あったので、当ジムのお客様にも還元していきます。
以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました!
ANBEE GYMに通われている方はトレーニング初心者がほとんどですが、関節の動きが良くなったり体つきが変わるなどみなさん効果を実感しています。体験トレーニングの申込を受け付けているのでお気軽にご連絡ください。
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